無線タブレットの充電について

この文書は令和6年2月16日付けで都営協無線営業部無線通信課より各所属団体へ通知されたものです。

無線機タブレットを自動車内で充電する際、「いつまで経っても充電されない」との問い合わせが多数ありますので、まずは基本動作をお知らせします。

バッテリー保護モードが正常に作動していると残容量が40%を下回るまで充電されず、また、60%で充電が停止します。つまりバッテリー容量が40 -60%の間では、充電されません(ケーブルを繋いでいるのに残容量が減る)。

ケーブルを繋いでいるのに残容量が40%を下回り、さらに減少してしまう場合は
以下についてご確認をお願いいたします。

① 配布したUSBケーブルを用い、他のPCのUSB端子やモバイルバッテリー、家庭用コンセントに繋いだ充電アダプタから充電してみる
② ①では充電できない場合、USBケーブルを他のタイプC のものに換えて、①と同じ方法及び車内のUSBで充電してみる


結果1 ②なら車内でも充電できる場合、ケーブル不良につき、交換で解決
結果2 ①.②とも充電できない場合、初期不良の疑いあり
※いずれの場合も無線室に連絡をお願いします。

結果3 ①や②で車内のUSB以外なら充電できる場合、自動車に装備されたUSB自体の給電能力不足が考えられます。この場合は簡単に解決できませんから、
●タブレットの電源を落としてから充電
●別途用意したモバイルバッテリー等から充電
といったご対応を推奨いたします。

最近の車はECU制御(注1)が優秀過ぎて融通が利かなくなっています。適当な配線やヒューズから電源を取るとCPUエラーが出る可能性がありますから(ルームランプ変えただけでもエラーが出たりする)、もし電源増設をする場合は必ずディーラー等に相談・確認し、自己責任で増設するようお願いいたします。

アドバイス

上記のような不具合を根本的に防ぐ方法として、一日の営業を終えたら自宅へ持って帰り、充電するのが最善です。

車内に置いたまま(コードをつないだまま)にしておくとタブレットが高温や低温の場所に放置される事となり好ましくありません。

※バッテリー残量60%以上からの追充電はバッテリーの寿命管理においてはあまり好ましくありません。40%以下の状態から時間をかけて充電するのがベストとされています。

(注1)ここで言う「ECU制御」とは(前略)電子制御コンピューターElectronic Control Unit(エレクトロニックコントロールユニット)の略称で、車両のあらゆるシステムを制御する装置の総称です。(中略)現在市販されている自動車には、およそ100個以上ものECUが搭載されており、さらにはハイブリッド車や電気自動車などの環境に対応した最新の自動車にもECUがなくてはならないものとなっています。(中略)制御だけでなく、途中で何か障害があった場合に負荷を計算して数値化し、停止するための判断も行います。(後略)

(NECソリューションHPより一部抜粋)